あたしはこんなにも貴方に近づきたいのにどうしてそうさせてくれないの?
どうして誰とも親しくなろうと思わないの?

「ねえ、どうしてよ」

あたしは毎日のようにニアに問いかけているけれど、返ってくる言葉も毎日同じような事

「私は十分と親しいですし、これが私の親しい友人への接し方です」

うそつき
あたしに対してもSPKの人たちに対しても全く同じ接し方しかしないじゃない
あたしだってそれくらい分かってるよ

「ニアに親しい人なんていない
 友達もいない
 あたしがそうなりたくても、ニアがそう思ってくれないと何も変わらないよ」

は私の大切な友人です」

「じゃあもっとニアを知りたい、近くに感じたい」

とは毎日一緒に居るじゃないですか」

「それでもあたしはニアの事をなにも知らない」

近くて遠いって、きっとあたしたちの事
いつも一緒に居るのに、ニアの事は知らないし、考えてる事も分からない
キラの捜査の事だって聞かされてない
あたしはニアの何なのよ

「私は今、世間ではキラを追う犯罪者という事になっています
 こんな状況にある今、私の事を簡単に明かす事は出来ません」

「・・簡単って、今あたしの事大切な友人だって言ったじゃない
 それにあたしはここに来てから一度も外に出てないんだよ?
 あたしから情報が漏れるなんてありえないじゃない」

「念には念を、です」

「・・バッカじゃない
 そんなんじゃ一生独りっきりだよ」

「はい、独りでも構いません」

ニアは馬鹿なんかじゃない
あたしが馬鹿なんだ
でもそこまでしてあたしを受け入れない理由が見つからない
だって一日中ニアと一緒にいるんだからそこまでしなくたって、ただあたしを監視しておけばいいじゃない
ニアの考えが解からない自分に嫌気がさした
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無機質な夢