キラについて夢中で調べていたらいつの間にか夜が明けていて、小鳥のさえずりが聞こえるほど外は明るくなっていた。
さっきまでベットで気持ち良さそうにして寝ていたは、いつのまにかぼんやりとした様子でベットに座っていた。

「おはよう メロ」

「ああ、おはよう」

はいつも寝起きのいいほうではないが、今朝はなんだか一段と不機嫌なようだった。


「メロは・・あたしの事好きじゃないの?」

いつもの言う事には驚かされてきたが、起きた途端からこれだから全くワケが分からない。
俺は一瞬固まってを見詰たが彼女は質問を変えることは無く、本気で聞いてきているようだ。


「・・好きだよ。そんなこと今更確認する事でもないだろう」

そう言ってやると、ホッと安心したような笑みを見せたのもほんの一瞬で、


「でもね、昔の人は夢に異性が出てくると、出てきたその人が自分の事を好きなんだって考えたんだって」

「へえ」


どこから覚えてきたのかも分からない話を俺に聞かせた。


「・・だから、メロがあたしの夢に出て来てくれないから、あたしはすごく不安なの」


俺がの夢に? そんなこと俺の意思で出来るわけが無い。
だいたい昔と言っても平安時代だとかそんな時代のはずだ、・・現在の俺たちには関係の無い言い伝えだ。


、そんなものは昔の言い伝えで、現在の俺たちとは考え方も環境も違いすぎる。
現在の考え方で言うなら、自分の方が相手を強く想うことによって夢に現れるという考え方が大半だ。
・・そうなると今度は逆にお前が俺を想っていないって事になる」


「えっ!!・・そんなことない・・あたしはメロが大好きだもん」

「・・じゃあ夢なんかにいちいちこだわる必要も無いだろ。
互いの気持ちが通じ合っているならそれでいい」

そう言うと、は嬉しそうに微笑んだ。